2023.08.10

「やりたいこと」を深掘りして見出す「ありのままの自分」。生き方対話会「Hiraql Table」レポート

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文/八木あゆみ 写真/金本凜太朗

2023年5月にはじめて開催された、「生き方対話会~Hiraql Table(ヒラクルテーブル)」。より深くワークに向き合っていただけるよう、ワークショップのツールを少しアップデートして、はやくも第2回の開催となりました。Hiraql Lab.(東急株式会社、東急ラヴィエール株式会社、一般社団法人Whole Universeにより運営)が開発、進行する本ワークショップでは、その場に集った方達でテーブルを囲み、「やりたいこと」をもとに対話を重ね、これからの自身の生について考える種を得ることを目指しています。

▼第1回の様子はこちらから
10〜80代までの多様な参加者同士で、生について語り合う。「生き方対話会~Hiraql Table」を通して見えた、自分の本音とこれから

今回集ったのは40代〜70代の男女20名弱。1テーブルにつき3名ずつで着席し、まずは自己紹介タイム。この場を通して初めて出会った3人の共通点を探すところからスタートです。最初は会話の糸口を探りながらだったテーブルも、共通の話題をもとに会話が弾んでいる様子でした。

どんな内容でもいい。「やりたいこと」を掘り起こす

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自己紹介においても、この後のワークの練習を兼ねてひとつルールを追加。3名の中で「話し役(自己紹介をする人)」「聞き役(自己紹介の内容に質問する人)」「メモ役」の役割分担を行いました。どうしてこのイベントに参加しようと思ったのか? 興味を持ったポイントをそれぞれが尋ねていくと、以下のようなコメントが飛び交いました。

「人生後半になって、この先の生活を考え始めた」
「子ども達が巣立っていって、これからの時間の使い方に悩んでいる。他の人の、家族の時間の過ごし方を知りたいと思った」
「定年後の仕事、生活について考えてみたい」
「対話型というイベントの内容に惹かれて」
「自身が転勤族なので、会社以外の地域のつながりがほしかった」

日常の延長線であるこの先の未来についての悩みもいくつか見受けられました。そして、その不安を一体どうしたらいいのか? 他の人はどう考えているのか? 普段はなかなか話すことのないテーマについて、他者と語り合えることに興味を持った方が多かったようです。

 
0715_Hiraql WS_020_fix ファシリテーターを務めた臼井隆志さん。企業を中心に福祉施設や美術館、劇場など多様な場で、0歳から大人までのファシリテーション/アートエデュケーションを専門とする。

テーブルが少しあたたまったところで、前回に引き続きファシリテーターの臼井隆志さんによる進行のもと、この日の本題「やりたいこと」について考える時間に入っていきます。

まずはやりたいことをシートに記入していきます。それらが実現可能かどうかはさておき、想像の枠を取っ払って、どんどん書き出してみることがポイントです。シートに用意された10個の枠を埋めようとしていくと、普段あまり意識していなかったことにも「やりたいこと」の冠がつくこともあるでしょう。ここで大切なのは、書き出すという行為によって、自分のなかにある思いに気が付くことです。

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「やりたいことシート」の記入が終わったら、3人1組になって「聞き役」「語り役」「メモ役」と役割分担をして、それぞれのやりたいことについての深掘りを行っていきます。まず聞き役から語り役に向けてインタビューを行ったあと、聞き役とメモ役でより深掘りするための作戦会議を実施。そこからさらなるインタビューを進めるという流れです。

なぜそれをやりたいと思ったのか? もう少し具体的に話すとしたら? 他の視点からの問いによって、自身のやりたいことにまつわるキーワードが見えてきます。

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今回の会場となったのは二子玉川エクセルホテル東急。30階に位置する会場は眺めもよく、大きな窓からは雄大な丹沢の山脈を望むことができます。

人生の新しいステージに向けて、やりたいことを見つめる

今回の参加者は年齢層的に仕事がひと段落したあとという方も多く、ライフステージの変化について考えているというコメントもいくつか見受けられました。ここで数点、実際にあがったやりたいことをご紹介します。ぜひ、あなたのやりたいことについても一緒に考えてみてくださいね。

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①海外旅行に行く
「新婚旅行以来、海外旅行に行けていません。20年以上会えていない従兄弟がワシントンにいるので会いに行きたい。学生時代は1人で欧州を旅したこともあるが、そのときの現地でしか知りえない情報量の多さに感動した」

ちなみにこの方、他のやりたいこととして「アメリカを横断する」「大きな乗り物を運転する」「語学を学ぶ」なども挙げていました。現地の方と触れ合いながらキャンピングカーでアメリカを横断するなんてことができたら、一気に叶えることができるかも…⁉︎

②小説を書く
「自分が書いたものを、家族や周りの人に対して残しておきたい。タイトルやプロットはすでに大まかに頭の中にあるのだけど……」

この方へのインタビューでは、途中の作戦会議で「何をもって小説のゴールとしているのか」を詳しく聞いてみる方針となりました。いろいろと質問に答えていくうちに、「一生で一冊の本をまとめたい」という思いが出てきました。普段から人の言葉をよくメモしているそうで、他者の言葉をギフトのように受け取ってきた方だからこそ、自身からの言葉を残しておきたいという思いがみて取れました。

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③趣味を見つけたい
「子育てもひと段落し、普段の生活での時間の潰し方に悩んでいる。韓流の追っかけをしていたものの、家には家族同然の高齢の飼い犬がいるので渡韓もなかなか難しく…、新しい趣味を見つけて、没頭できるものがほしい」

こちらの方は、同じテーブルに韓流ドラマを見ているメンバーがいたこともあり、そこから話が盛り上がっていた様子。インタビューの作戦会議を経て、どんな風に時間を使っていきたいのかをさらに深く話し込んでいったようです。

対話を経て、何が見えてきたのか?

まだまだ話し足りないテーブルもありそうでしたが、この日のワークショップはここまで。最後に、参加者の方々に感想を伺いました。

「オーストラリアに移住してしまえ!と、背中を押してもらった。自分の行動について外からどう見えるか。改めての気づきをもらった」

「書き出してみた自分のやりたいことに対して、人からコメントをもらうことで大きな気付きがあった。人の言葉を素直に聞いて、素直に受け取る大切さを感じた」

「自分でも思ってなかったやりたいことに、人と話すことで発見するという瞬間があった。自分だけでは絶対に気づけなかったと思う」

といった具合に、あちこちのテーブルで対話によって化学反応が生まれたようでした。初めて会った人同士の対話だからこそ、普段は考えてもみなかった自分自身の思いに気がついていく。簡単なようでいて味わい深いこの時間を、各々感じていただけたようです。言葉を重ねていくことで、思いもよらなかった自分の思いが引き出される感覚は、本稿を読んでいるみなさんにもぜひ体験していただきたいです。

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そのために、こうしたワークショップに参加したり、またはツールを活用したりするのも有効です。「Hiraql」の提供するヒントコラムとオンラインノートの機能を有するデジタルライフプランニングサービスも、ぜひご活用ください。

現在、“アカウントの登録方法”から“Hiraql NOTEの使い方や操作方法”までビデオ通話で簡単・気軽に相談いただけます。(※期間限定/終了時期未定)

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また、東急ラヴィエールでは人生100年時代のパートナーとして、スタッフがさまざまなご要望にお応えします。旅行やお祝いの会、医療福祉やデイサービス、住まいのリフォームや土地活用など、幅広い領域にリソースを持つ東急グループならではの、カバー領域は多岐に渡ります。まるで専属バトラーのようにきめ細やかなサポートを行いますので、一生涯の伴走者としてぜひお気軽にご相談ください。

バトラー写真
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#やりたいこと #ヒラクルテーブル

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